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混じり気のない気高き青であれ

合理化された近代文明の讃美者

雉鳴く高円の辺に桜花

桜は本当に美しいのか?

はい、
僕は桜というという桜をこの方、短い人生の間で実際に見たことがあまりないので、どうも想像が上手くいきませんが僕の住んでいる地域では緋寒桜という冬に咲く桜がありますゆえ、個人的には心が奪われ傾倒するほどのものという見解には未だ行き着いておりません。

これらの抱く、「美しい」という感情に関していえば文化の違いや育ちの環境によって大きく異なるのではないでしょうか。

花が好き、というなればそこら中に年中咲き乱れ、桜以外にも綺麗な花の方が多く存在するような気さえします。しかし、桜というのは(ここが一番論争になる)なぜここまで人を惹きつける魅力を備えているのか考えたことがありますか?


個人の想像の範囲内で、桜の美しさに是非を問いたい。


第一に、‘‘花は花でも咲く季節の中でもとりわけ我々が再出発、転換期という区切りのよい時間の間に大きくその姿を我々の目に映すことである’’

第二に、‘‘存在感という点では薔薇や向日葵、紅葉といったような人を選ぶような花ではなく、背景に薄く馴染み、個人を映えさせるような影の立役者のような安心、安堵のような感情を抱くことができる(万人的に)’’

第三に、‘‘桜というのは日本人においていえば、普遍性を持ち、誰でも共通的な審美眼を持ち合わせることができる所謂、凡庸的’’


三つの視点から僕は、「桜というのは普遍性を持ちながらも、誇大に存在することによって自らの心と結びつける役割を果たしているがゆえに(=美しい)」というような価値観を生んだのだ。



ー人生というのは短いが、しかし人生を終える前に桜に是非を説いたい



終わり



おまけ
・ある万葉集の一節から引用してみました。桜というものを一度、好きな人と共に眺めてみたい花の一つです。二人で眺める桜は美しいのでしょうか。